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    2018/09/18

    ゼンハイザーコミュニケーションズ社の 合弁を解消し、新たな進化のステージへ。


    コペンハーゲン/ 2018年9月11日 - William Demant Holding 社(デンマーク/ウイリアム・デマント)およびSennheiser electronic社 (ドイツ/ゼンハイザー)は、ジョイントベンチャーとして2003年に設立したSennheiser Communications社(デンマーク/ゼンハイザーコミュニケーションズ)の3つの事業セグメントに、将来にわたる大きなビジネスチャンスの可能性を見据えています。この可能性を最大限に捉えるために両社は合弁事業を終了し、夫々にフォーカスするビジネスセグメントにおいて一貫した責任を持ち、成長させていくことで合意しました。

    エンタープライズソリューションとゲーミングヘッドセットの事業セグメントを、ウイリアム・デマント・グループの独立した事業として進める一方、モバイルミュージックヘッドセットの事業セグメントは、今後ゼンハイザーのコンシューマー事業の一部となります。事業分割は誠実に行われるとともに、両社はパートナーとしてお互いにシナジーおよび機会を見据えた領域での協力関係を今後も継続していきます。

    - 「このジョイントベンチャーは、両社にとって成功をもたらし続けており、その間に両社は新技術の開発に協力し、市場シェアの拡大を続けてきました。3つ全てのビジネスセグメントには将来にわたる非常に大きなポテンシャルがあります」とゼンハイザーの共同CEOであるDaniel Sennheiserは述べ、ウイリアム・デマントの社長兼CEOであるSøren Nielsenが次のように加えました。「市場のダイナミクスが合弁期間の間にも変化し、集中したR&Dアプローチを含み一貫した責任での取り組みが要求される中、今こそ両社にとって夫々がフォーカスする事業領域において継続するべきなのです」。

    ゼンハイザー、ウイリアム・デマント、それぞれが50/50分割所有権を持つジョイントベンチャーであるゼンハイザーコミュニケーションズは、15年以上にわたり、エンタープライズソリューション、ゲーミングとモバイルミュージックのヘッドセットにおいて、ゼンハイザーブランドの新分野を開発し、普及することに成功しました。 合弁事業の終わりは、正式には所有権構造の現金払いの分割を意味します。分割は2020年1月を予定しています。それまで、ゼンハイザーコミュニケーションズは事業を継続し、ゼンハイザーとウイリアム・デマントは、従業員、顧客、サプライヤー、パートナーのためにシームレスでスムーズな移行を確実にするために緊密なパートナーシップで分割を準備していきます。
    分割後は、これまでゼンハイザーの元で行われてきた流通、販売を含むエンタープライズソリューション(CC&O=コールセンター&オフィス)とゲーミングの事業分野をウイリアム・デマントが継承します。ウイリアム・デマント傘下の新しい事業体は、エンタープライズソリューションとゲーミング分野におけるゼンハイザーブランドのライセンス契約を継続する予定です。 2019年末まで、ゼンハイザーとウイリアム・デマントによるゼンハイザーコミュニケーションズの利益配分はこれまで通りです。

    - 「ウイリアム・デマントにとって、今回の発表はエンタープライズソリューションとゲーミングの2つの魅力的なビジネス分野における将来の成長を支える強い決意を明らかに示しています。すでに確立されたグローバルな流通を引き継ぎ、一貫した責任のもとに次のレベルへと高めることが私たちの意向です。当社グループ内の研究開発シナジーは、インテリジェントオーディオ、ローパワーコネクティビティー、小型化 の融合により一層強化されます」とウイリアム・デマントのSøren Nielsen 社長兼CEOは述べています。

    Sennheiser社にとって、モバイルミュージック事業セグメントの統合は、そのコアコンピタンスに焦点を当て、ファミリー企業としての独立性を促進する上でのさらなる一歩です。

    - 「ゼンハイザーは、革新的な“Smart & Connected”オーディオエクスペリエンスに焦点を当て、モバイルミュージックヘッドセットの成長市場にさらに浸透させます。コンシューマー部門にとって、必要なすべての能力がここに集中するため、さらに強化されます。 プロフェッショナル部門では、ワイヤレスマイク技術と並んでビジネスコミュニケーション部門が引き続き魅力的な成長の可能性を秘めた牙城となります。 3Dオーディオ技術であるAMBEOは、コンシューマー部門とプロフェッショナル部門の将来の製品ポートフォリオを開発する上でも重要な部分を占めるでしょう」と、ゼンハイザーの共同CEOであるAndreas Sennheiser博士は述べました。

    現在のゼンハイザーコミュニケーションズの社長Jeppe Dalberg-Larsenは、移行期のゼンハイザーコミュニケーションズと、分離後のウイリアム・デマントの新会社の陣頭指揮をを引き続き執ります。

    - 「ゼンハイザーコミュニケーションズは、グローバルビジネスを構築するにあたり、サウンド業界でも最高のスタッフを擁し、年二桁の驚異的成長を遂げてきました。新体制でも、卓越した音に対する情熱を継続しての陣頭指揮を目指していきます。 市場は大きな可能性を秘めており、ウイリアム・デマントの努力を支援する意志に支えられ、私たちは成長を加速し、新しい市場を開拓し、独立した企業としてより機敏に行動するよう準備していきます。 強力なR&Dバックボーンは引き続き当社の革新を促進し、市場に強力なプレミアムオーディオコンセプトをもたらすことができるのです」とJeppe Dalberg-Larsenは述べています。

    ウイリアム・デマントについて
    デンマークの優良株銘柄のひとつとしてナスダックコペンハーゲンに掲載されているC25指数であるウイリアム・デマントは、聴覚機器、聴覚インプラント、診断機器、パーソナル通信機器を開発、製造、販売する世界有数の企業です。 William Demant Investは、Oticon財団が完全所有していて、William Demant Holdingの大部分の株を持っています。 当グループは30ヶ国以上の企業とグローバルな市場で事業を展開し、総従業員数は13,000人を超え、年間歳入は130億デンマーククローネ以上です。
    ゼンハイザーについて
    オーディオの未来を形作り、顧客のユニークなサウンドエクスペリエンスを創造する - この目標に、世界中のゼンハイザー従業員とパートナーは団結しています。 1945年に創立されたゼンハイザーは、ヘッドフォン、マイクロフォン、ワイヤレス伝送システムのリーディングメーカーです。 21の販売子会社と長年にわたる貿易パートナーとで、同社は50カ国以上で活動しており、ドイツ、アイルランド、ルーマニア、米国で独自の生産設備を展開しています。 2013年から、ゼンハイザーはDaniel SennheiserとAndreas Sennheiser博士(同社を経営する3代目)によって経営されています。 2017年のゼンハイザーグループ総売上高は6億6,770万ユーロに達しました。

    ゼンハイザーコミュニケーションズについて
    ゼンハイザーコミュニケーションズは、デンマークのウイリアム・デマントとドイツのゼンハイザーとの合弁企業です。 コペンハーゲンに本拠を置くジョイントベンチャーは、コールセンター、オフィスアプリケーションとオフィス環境用のテレコミュニケーション製品、ならびにゲーミングおよびモバイルデバイス用のヘッドセットを専門としています。 ゼンハイザーコミュニケーションズは、最先端の技術と優れたカスタマーサービスを誇り、世界中の市場に供給しています。 ジョイントベンチャーは、それぞれの特化した分野におけるグローバル技術リーダーである2社の経験を活かしています。



     

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