Sennheiser

HE-1 SHAPE THE FUTURE OF AUDIO

2016/5/19
SENNHEISER HE-1 SHAPE THE FUTURE OF AUDIO

2016年4月 28日(木)、ニコラス・G・ハイエックセンター銀座にて、世界最高峰ヘッドフォン「HE-1」の関係者限定試聴会、ならびにゼンハイザージャパン株式会社2016年プロジェクト発表会、”SENNHEISER HE-1 SHAPE THE FUTURE OF AUDIO”を開催しました。
ゲストには、オーディオファンの間では、オーディオマニアとしても有名な人気俳優、高橋克典様をお招きし、発売予定価格5万ユーロ(日本円で約600万円)という、世界最高価格かつ世界最高峰のヘッドフォン、ゼンハイザー「 HE-1 (エイチイーワン) 」を聴いた感想 と、オーディオへのこだわりについて語っていただきました。

HE-1とは

2016年中発売予定の真空管採用コンデンサ型ヘッドフォンシステム。1991年に発売したハイエンドヘッドフォン「Orpheus」の後継モデルで、真空管アンプとトランジスターアンプの長所を組み合わせた、革新的な構成を採用。ドイツでの価格は約5万ユーロ('16年4月28日のレートで約620万円)とアナウンスされた、世界最高価格かつ世 界最高峰のヘッドフォンシステム。

まずは、ゼンハイザージャパン株式会社、代表取締役社長の久保省三が挨拶。ゼンハイザーが昨年、創業70周年を迎えたことに触れ、「THE PURSUIT OF PERFECT SOUND」(完璧な音を追求する)というビジョンを紹介。これからも、パーフェクトを求めて進んでいくと述べた。

続いてゼンハイザージャパンの山本和聖が、ゼンハイザーの歴史や現状について紹介。ゼンハイザーの軸となる3つの製品カテゴリー、コンシューマー向けヘッドフォン、業務用機器、会議用マイクについて説明し、技術資産とイノベーションカルチャーをベースにオーディオの未来を切り開くと語った。

マーケティングマネージャーの新井庸志は、2016年のマーケティング活動について述べ、「一人でも多くの日本人に良い音を知って欲しい」という想いと、それを実現するために、以前行っていたファンミーティングをさらに拡大し、ヘッドフォン・イヤホンだけでなく、マイクやビジネス分野の製品も試せるイベントとして、「SENNHEISER EXHIBITION」を、この6月から東京・大阪・名古屋・福岡・札幌・広島・仙台の全国7カ所で順次実施すると発表。

HE-1については、ゼンハイザー独本社から来日した、プロダクトマネージャーのマニュエル・リック氏が紹介。初代Orpheusではアンプとヘッドフォン、トランスデューサーがそれぞれ別になっていたが、HE-1はこの3つを1つに統合し、アンプのハウジングには、イタリアのカラーラで採れた大理石を採用、ボリュームは真鍮削り出しで、クロームメッキが施されていると説明。1991年のOrpheusと比べ大きく変わった点として、低電圧のケーブルなどを採用することで、高出力なアンプのパワーをより効率よく伝えられることになったことを挙げ、初代Orpheusではハイボルテージの電気を伝える構造となっておらず、70~80%の電力損失があったというが、HE-1ではアンプのパワーを効率的に活用できるようになったと述べた。さらに、今回はヘッドフォンの左右のイヤーカップ内と、ベースとなる台座にもアンプを装備しパワフルな駆動が可能になったという。

そしていよいよ、ゲストの俳優、高橋克典氏が登場。「オーディオ大好きです。ケーブルを秋葉原に買いに行ってます。音源によってケーブルを変えたり、自宅では、生活用電源とオーディオ用電源を別に分けています。」と、オーディオファンぶりを披露。
高橋氏がオーディオに凝りだしたのは、そもそもゼンハイザーのヘッドフォンがきっかけだったという。20年ほど前にオーディオ好きのスタッフが買ってきたゼンハイザーのヘッドフォンの音に感動し、すぐにそのヘッドホンを買いに行ってしまったという話を紹介。そこからハマってしまったという。
HE-1を聴いた感想を尋ねられた高橋氏は、「ハイエンドオーディオは深みにはまると、すごくお金を使うんですけど、ゼンハイザーは音場感がずば抜けていると想います。オーディオで、かなりお金をつかってやり尽くしたことが、この1台だけで出来てしまいます。」さらに「ゼンハイザーの良いところは、耳に音を詰め込んでくるのではなく、空気が音を伝えてくる感じを再現してくれる。」と述べた。またデザインについても、最近ヨーロッパ旅行に行ったことを紹介し、「ギリシャの古い遺跡のようなイメージをHE-1に感じます。大理石も神殿のような雰囲気で、対峙して聴いていると、まるで神殿と宇宙の交信のよう。ボタンや真空管がせり出したりといったギミックも、少年心をそそられます。」と述べ、最後に「これは一生ものですね。子供にも孫にも残せます」と笑顔で話してくれました。

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