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【イヤホン】フラッグシップモデル「IE 60」&「IE 80」徹底比較 買うならどっち? ~IE 60編~

Sennheiser(ゼンハイザー)社のフラッグシップモデル、「IE 60」と「IE 80」に関するレビュー記事です。本記事では、IE 60についてのレビューを掲載しています。

【IE 60のスペック】
・販売価格:¥18,000~¥20,000
・サウンド:中域の抜けが良く、ジャンルに依存しづらいバランスのとれたサウンド。
・リケーブル:不可

IE 60は、兎に角「サウンドの汎用性」と「コストパフォーマンス」の2点に優れたイヤホンです。特定の帯域が極端に強調されたサウンド・キャラクターでは無いことから、例えば低域寄りにミックスされがちなジャズやヘヴィロックのようなジャンルでも、音のこもりを気にせずリスニングを楽しむことが出来るでしょう。

またコストパフォーマンスの部分ですが、個人的にはサウンドの方向性がShureのSE535(販売価格¥35,000~¥45,000)に非常に近いという印象を抱いており、同系統のサウンドが好きな方であれば、IE 60を購入した方がよりお財布に優しい買い物になる可能性が高いと言えます。

一つだけ気になる点を挙げるとするならば、リケーブルに対応していないことでしょうか。ShureやUltimate Earsなど、ハイエンド系のイヤホンをラインナップしているメーカーの主要モデルは、基本的にリケーブルが可能です。

高価だろうと安価だろうと、不意の断線がつきもののイヤホン。ご自身のイヤホン利用頻度を考えて、デイリーユースにおける断線のリスクが高いと感じるのであれば、やはりリケーブル可能なモデルがフィットするでしょう。 リケーブル不可のモデルでも長期の保証はついていますが、修理に伴い愛用のイヤホンが10日~1ヶ月程度手元から離れるのは嫌だ、というユーザーさんも多い筈。そう考えると、リケーブルが出来るに越したことはありません。

「幅広いジャンルの音楽を聴くので、クセが強すぎるイヤホンはちょっと…」「ShureのSE535のサウンドは好きだけど、予算的に難しいかな…」そんなユーザーさんには、IE 60がオススメ!是非一度試聴してみて下さいね。