Perfect sound studio blog

周波数の違いによる音の特徴

音楽の再生機器(スピーカー、ヘッドホン、イヤホン)によって音の”聴こえ方”が変化する1つの理由として【周波数の違い】があります。 それは音の【再生周波数特性】によるものです。 再生音はその音の傾向により「ドンシャリ傾向」「かまぼこ傾向」「フラット傾向」などと大きく分けて呼ばれることがあります。 人間の耳が聴こえる周波数は20~20,000Hzと言われているので その中で聴こえてくる音の特性は写真のように様々です。

・ドンシャリ傾向
その名の通り、「低音がドン、高音がシャリ」と聴こえる傾向。 高音と低音が強調されている。ロックなどの音楽を聴くのに適していると言われています。

・かまぼこ傾向
低音と高音が弱めで中音域が際立っている傾向のものです。「ドンシャリ」とは逆になります。 ギター、バイオリンなど金管楽器、ボーカルがはっきり聴こえます。

・フラット傾向
原音に最も忠実な音です。

周波数特性は均一に近いものがあり、グラフもフラットです。 この傾向は人それぞれの好きな音楽・聴こえ方の好みによって、自分の耳に心地よく聴こえるものが良いと思います。 一般的には安価なヘッドホン・イヤホンは「ドンシャリ」が強く、 高価になるにつれて「フラット」感が強いと言われますが、 あくまでも「自分の耳」で聴いてみてください。聴き比べてみるとその差がはっきりわかります。