Perfect sound studio blog

オーディオの高い音質

オーディオにおける音質の善し悪しの判断は、私感もあると思うのでとても難しいものだと思います。たとえば、低音がズンズン出るとか、ボーカルがきれいに聴こえるとか、高音がキラキラと伸びやかに聴こえる、このあたりまではいいオーディオではなくてもイコライザーをちょっと操作すればそんなふうに聞こえてしまうわけです。 しかし、オーディオ機器にお金をかけていったときの音の良さは、次のように良くなっていくと私は思っています。

1. 一つ一つの音がはっきり聞こえるようになっていく
例えば、オーケストラやジャズなどたくさんの楽器が同時になっていても一つ一つの楽器の音が分離したようによく聞こえるようになります。

2. 音の定位がはっきりする
目を閉じて音楽を聴くとまるで、そこで歌い、演奏しているかのように聞こえます。臨場感がより出る感じです。

ここまでは、安いオーディオ機器にありがちなボワーンとしたぼやけた感じがなくなり、簡単にいうと音がはっきりするという事でしょうか。ここまではCDでも問題ないですが、これ以上求めるとレコードの方がよい思われます。

3. アナログ楽器の音がリアルになる
電子楽器ではない、ピアノや弦楽器、トランペットなどが倍音成分まできちんと再現されるので、本当に生演奏を聴いているのではないかと錯覚するほどです。ある程度の音量で再現する必要がありますが。

4. 演奏している場所の空気感まで伝わってくる
演奏している人が歩いたり、小声で話したり動いたりしたときの感じが、空気越しに伝わってきて、本当にそこにいるかのような錯覚を起こします。

生の演奏・生楽器の音源と聴き比べても遜色ない音質。デジタル全盛の今の時代、良いオーディオによる音質がいかに素晴らしいか、もっと知られていけばいいなと思います。