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    Sennheiser

    ワイヤードマイクロホン > 8000シリーズ > デジタルマイクロフォンとは

    デジタルマイクロフォンとはマイクロフォン、プリアンプ、ADコンバーターをマイクロフォン内部に集約させたマイクロフォンで、従来シグナルチェーン上にて発生していたノイズやロスなどによる信号の変化を排し、カプセル本来の性能を発揮させることができます。また接続機器からコントロール信号を送ることで、マイクロフォン側のゲインやアッテネータなど様々な設定項目を遠隔操作することもできます。

     
    デジタルマイクロフォンがもたらすメリット

    デジタルマイクロフォンが有利な点はまずその圧倒的なSN比です。シグナルチェーンで重畳される機器のセルフノイズや外部からの電磁ノイズ、そしてケーブルロスなどをはじめとしたあらゆる影響を排することができます。一度そのサウンドを聞けば従来のシステムであらゆる箇所で発生していた信号の変化に改めて気づくことになるでしょう。

     
     AES 42規格とは

    AES 42規格はデジタルマイクロフォン信号伝送用の規格として1997~99年にかけてノイマンをはじめとした4社でAESコンベンションにて提唱され、2001年にAES 42-2001として策定されました。その後も改訂を重ねながらアップデートされています。

    AES 42デジタルマイクロフォンは接続機器よりケーブルを介して10V (±0.5V) / 250mAの電源(デジタルファンタムパワー、以下DPP)が供給されることで動作し、内部でコンバートしたデジタル信号を出力します。DPPには2Vまでのコントロールパルスを付加することが可能で、接続インターフェースの操作によりマイクロフォン側の様々な項目を遠隔で操作することが可能です。ゲインやアッテネータからマイクロフォンによってはLEDや指向性を調整できるものまであります。

     
    信号同期と2つのモード

    AES 42規格には信号同期の仕組みの違いによりモード1とモード2が存在します。
    [モード1] モード1は最も基本的なフォームで、モード1のデジタルマイクロフォンはすべて自身の内部のクロックで動作します。システムの構築はシンプルに可能ですが、複数のデジタルマイクロフォンを使用する場合にはサンプルレート・コンバータが必要となります。
    [モード2] 対してモード2はマイクロフォン側に可変サンプリング機能を搭載、接続機器でサンプリングレートを変更することができます。これによって複数のデジタルマイクロフォンの同時運用も実現しています。ゼンハイザーおよびノイマンのデジタルマイクロフォンはモード2を採用しています。モード2のマイクロフォンはモード1対応の機器と接続した場合、マイクロフォン自体のクロックで動作するモード1マイクロフォンとして動作します。

     
    接続とシステム構築

    デジタルマイクロフォンを使用するにはDPPを供給可能なAES 42信号を扱うことのできる機器が必要になります。またモード2のデジタルマイクロフォンをフルスペックで使用するためには接続機器のモード2対応も必須です。さらにDPPによるコントロール機能は各メーカー異なる場合があるため、異なるメーカー同士で接続する場合などには事前に確認することを推奨いたします。ゼンハイザーのデジタルマイクロフォンはノイマンのデジタルマイクロフォン・インターフェースでコントロールが可能です。

    モード2対応のデジタルマイクロフォン・インターフェースとしてノイマンからは2チャンネルのDMI-2 portableと8チャンネルのDMI 8を用意しています。それぞれ当該チャンネル数のAES 42信号をAES/EBU信号に変換して出力します。

    またシンプルな方法としてノイマンからConnection Kitという製品を用意しています。バッテリーなどから電源を供給し、マイク側にデジタルファンタムパワーを供給し、デジタル信号を出力します。バリエーションとしてXLRコネクタを搭載したAES/EBU出力仕様、そして同軸コネクタを搭載したS/PDIF出力仕様を用意しています。ただConnection Kitからはデジタルマイクのコントロールができないので、メーカー出荷時のマイクロフォン設定で使用するか、もしくは事前にコントロール可能な機器を使用して現場で想定される設定に調整する必要があります。

     
    接続ケーブルについて

    デジタルマイクロフォン・インターフェースへの接続ですが、ゼンハイザーとノイマンのデジタルマイクロフォンは3ピンのXLRコネクタケーブルを使用します。ケーブルの種類は110Ωのデジタルケーブルが推奨ですが、サンプリングレートによっては短い距離であればアナログマイクロフォンに使用しているマイクケーブルでも問題ありません。110Ωでないマイクケーブルを使用した場合の目安は48kHzで100m、192kHzでは30mで、それをオーバーした際には信号の反射などが起こり接続機器同士がうまく同期しない場合があります。

     
    関連動画




    interBEE2017 Day2 Stage3 プロフェッショナルトーク "デジタルマイクロフォン"

     
    ラインナップ

    MZD 8000:デジタルモジュール
    DMI-2 portble:AES42デジタルマイクロフォン・インターフェース

    <マイクカプセル>
    MKH 8020:オムニダイレクショナル
    MKH 8040:カーディオイド
    MKH 8050:スーパーカーディオイド
    MKH 8090:ワイドカーディオイド
    MKH 8060:ショットガン、ローバー
    MKH 8070:ロングショットガン、ローバー

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