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    Sennheiser

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    2015/03/05

    第57回グラミー賞におけるゼンハイザーのサポート実績の御報告


    ゼンハイザー、第57回グラミー賞で完全無欠のオーディオ・クオリティを提供。デジタルワイヤレスシステム、D 9000とともに、ビヨンセが飛翔。

    サム・スミスが複数受賞の快挙、エド・シーランが「シンキング・アウト・ラウド」を弾き語り、マドンナが“ポップの女王”の座を奪還。

    2015年2月17日、カリフォルニア州ロサンゼルス:
     今週初め、ロサンゼルスのステイプルズ・センターで開催された第57回グラミー賞において、ゼンハイザーは今回も、高信頼性と類い希な高性能を誇るワイヤレスオーディオをエド・シーラン、サム・スミス、ビヨンセ、マドンナ、トニー・ベネット、アニー・レノックス、ミランダ・ランバーほか、たくさんの世界的レコーディング・アーティストに提供いたしました。ゼンハイザーユーザーのサム・スミスは最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀新人賞、最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞の4冠を達成。エド・シーランはゼンハイザーSKM 2000/MD 9235を介して、大ヒット「シンキング・アウト・ラウド」のギターを前面に出したシンプルなバージョンを披露し、ビヨンセはゼンハイザーのワイヤレスシステム、D 9000を使い、生涯最高とも言えるパフォーマンスをくり広げました。

    この晩、23ものいずれ劣らぬライヴ・パフォーマンスの中で最も感極まった瞬間が、ビヨンセによるトーマス・A・ドーシーの聖歌「テイク・マイ・ハンド、プレシャス・ロード」でした。1968年、ドクター・マーティン・ルーサー・キングJr.の葬儀でマヘリア・ジャクソンも歌った伝統的なゴスペル曲です。天使を思わせる純白のドレスに身を包み、12人の男性からなる聖歌隊と厳かな教会ふうオルガンを従え、うやうやしくステージに立ったビヨンセ。静けさが広がる谷のごときパートから、感情が激しく高まるパッセージまで、その卓抜な歌声で不朽の聖歌をじつに滑らかに描いてみせました。

    “聖なる音楽”とD 9000

     ゼンハイザー、D 9000は、ビヨンセの驚異的音域と表現力に備わる微妙なニュアンスの一つひとつを余すところなく捕らえました。「彼女は今回のパフォーマンスでは特に、実際に教会で歌っているような、オールドスクールな雰囲気を出したがっていたんだ」とビヨンセのFOHエンジニア、スティーブン・カーティンは語っています。「そんな彼女の思いにデジタル9000なら絶対に応えてくれるという自信が僕にはあったんだ。ビヨンセとジェイZのスタジアム・ツアーで使ったばかりで、完璧にソリッドなサウンドだったからね。観ている人は気づかなかったかもしれないけど、あのビヨンセのグラミーでのパフォーマンスはPAのすぐ目の前でやったもので、SPLが100 dBくらいまで行っていた。そんな状態でヴォーカルをフルに上げても、問題は何ひとつなし。そういう経験自体、まさに初めてのことだったよ」

    モニターを担当したジェームズ・ベリーは、トランスミッターのSKM 9000とMD 9235 カプセルの組み合わせに満足したと言います。「ピュアでクリーンなサウンドで、あの日使われていたほかのどのマイクよりもきちんと彼女のヴォーカルを表現してくれた。D 9000を使えば、入力したとおりのものが手に入る。で、それをインイヤーモニターに、FOHミックスに、そして世界中の放送局につなげてくれるんだ」。FOH卓の前にいたカーティンは、D 9000の超高域スペクトルと、ビヨンセのパワフルでダイナミックな歌声を見事に処理する能力に感心したと言います。「SKM 9000を使えば、ディストーションとはまさに無縁だし、デジタルHDトランスミッションのおかげで、何ひとつ失う心配もないんだ」

     サム・スミスをミキシング:「まさに完璧」

     サム・スミスのステージにメアリーJ.ブライジが登場し、サムの名曲「ステイ・ウィズ・ミー」を情感たっぷりに披露する姿に、観客の目と耳は釘付けとなりました。スミスはハンドヘルドトランスミッター、ゼンハイザーSKM 2000とMMK 965カプセル、ブライジはゼンハイザーSKM 5200とノイマンKK 105Sカプセルを介し、それぞれ魅惑の歌声を響きわたらせました。

     サム・スミスのFOHエンジニア、サイモン・トーマスはスミスがスターの座に駆け上ったことにも、グラミー賞の舞台で堂々たるパフォーマンスを見せたことにも、まったく驚いていないと言います。「2013年7月にサム初の米公演をミックスしたときから、彼ならきっと上りつめるにちがいないと思っていたからね」。人並み外れた音域とパワーを備えたスミスの歌声にぴたりと合うものを見つけるため、トーマスはカプセル選びに慎重に慎重を重ねたそうです。「そのうえでゼンハイザー965カプセルを選んだ、すごくスムーズなレスポンスに惚れこんだからね。それに、静かなパートではすごく繊細に、でも思いきり行くときは、昔ながらのきびきびした感じを出せる、そういうマイクも欲しかったんだ」

     信頼性とRFノイズ対策についても、トーマスはまさに完璧だったと語っています。「RFノイズは、たとえほんの少しであっても我慢できない、ショーのミキシングに全神経を集中しないとならないからね。これはお世辞でも何でもなくて、ゼンハイザーのトランスミッターとレシーバを使いはじめてから1年半になるけれど、思い出せるかぎり、RFに煩わされたことはただの一度もないよ」

     マドンナによる「リヴィング・フォー・ラヴ」のパフォーマンスでは、ゼンハイザーSKM 5200がその華やかさを際立たせるとともに、モニタリングには、ゼンハイザー2000 IEMワイヤレスシステムが使用されました。アニー・レノックスはワイヤードコンデンサ型マイク、ノイマンKMS 105を使い、専売特許の力強い歌声でハウリン・ウルフの「アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー」を自分の色に染めあげました。ショーの後半には、トニー・ベネットとレディ・ガガが「チーク・トゥ・チーク」で遊び心に満ちたロマンティックなパフォーマンスをくり広げ、その魅力を存分に振りまきました。ふたりとも使用したのはゼンハイザーSKM 5200とノイマンKK 105Sカプセルです。

     さらに、スモーキー・ロビンソン、マイリー・サイラス、LLクールJといったホストやプレゼンターたちも、ステージの上でも下でも、ハンドヘルドトランスミッターSKM 5200とノイマンKK 105Sカプセルを使用していました。

     ゼンハイザー:裏方チームを支援

    ゼンハイザーの製品はステージパフォーマスの大半で使用されただけでなく、FOHエンジニアやモニター・エンジニア、放送およびRF対策担当の技術者など、ショーを縁の下で支えた人々のためにも活躍しました。「D 9000を使おうと思って、いつもの業者に頼んだら、先約が入っていると言われて」とスティーブン・カーティン。「それでゼンハイザーに電話で1ユニット送ってくれないかと頼んだら、あっという間に全部届いたんだ、マイク類も完備された状態でね。これだけの性能を誇るワイヤレスシステムをあんなにも早く手に入れられた。ゼンハイザーのサポートがどんなにすばらしいかを示す好例だね」

     CBSを介して放送され、2500万人の視聴者のもとに届けられた第57回グラミー賞。ソーシャルメディア上でも大きな話題となり、ニールセン・ソーシャル調査で2014~15年期における最高視聴率を記録、インプレッション数も100万回を越えています。


    Ed Sheeran.jpg: Ed Sheeran performs on stage at the 57th Annual Grammy Awards in Los Angeles February 8, 2015. (Photo credit: ROBYN BECK/AFP/Getty Images)


    James Berry + Stephen Curtin.jpg: Beyoncé’s Monitor Engineer, James Berry (l), and her FOH Engineer, Stephen Curtin (r).


    Simon Thomas.jpg: Sam Smith’s FOH Engineer, Simon Thomas.



     

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