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録音基礎知識

カメラでの動画撮影に挑戦してみましょう。
ゼンハイザーの代表的な3モデルと一部ワイヤレスマイクの、カメラへの取り付けも併せてご紹介します。

マイクをカメラに取り付けましょう

MKE 600は付属のホットシューマウントをカメラにマウントして、XLR(キャノン)出力でカメラ側のXLR(キャノン)コネクターと接続します。電池駆動が可能ですが、48Vファンタム電源にも対応しておりますので業務用カメラや音声ミキサー、オーディオインターフェイス等の電源供給にも対応します。別売のKA 600をお使い頂くと3.5mmジャックへ変換が可能です。

(左から、MKE 600、MZS 600、KA 600)

MKE 400, MKE 440の場合は、本体にホットシューアダプターが内蔵されております。これをカメラのホットシュー(シューマウント)にそのまま装着します。

  • MKE 400
  • MKE 440
  • MKE 440 カメラへの装着方法

次に、本体内蔵カールコード(3.5mmジャック)をカメラ側の3.5mmマイク入力に接続します。

電池の入れ方(交換の仕方)

MKE 400ならびにMKE 440は一眼レフ、ミラーレスカメラに適しています。カメラにマイク入力として3.5mm入力がついている場合にお使い頂けます。電源はマイク側の電池から供給します。 ※カメラ側から電源供給されるプラグインパワー式のカメラではお使い頂けません。
※詳しくはカメラの取扱説明書をご覧ください。

ワイヤレスマイクの場合は受信機をカメラ取り付けアダプターを使って取り付けします。

下記はゼンハイザーG4シリーズの受信機を表した図です。このように受信機をカメラにマウントし、被写体の口元にマイクを取り付け、送信機と受信機がワイヤレス通信を行うことができます。

ゼンハイザー AVXシリーズについては受信機を、カメラ側のXLR入力に装着することができます。
カメラ側に3.5mm入力しかない場合には、AVX-MKE2 SET付属のアクセサリーで変換できます。

ゼンハイザーXSW-D PORTABLE LAVALIER SETパッケージにも同様に、カメラに装着できるアダプターが同梱されています。

※カメラは付属いたしません。

次にマイク側の設定をしましょう
(ここからは、MKE 440を通してご案内いたします)

  • 電源を入れ、緑が点灯している状態ですと最大100時間駆動します。 赤色の場合はあと4時間程度しか持たないことを意味します。
  • Low cut(ローカット)フィルターをお使い頂くと、低音の周波数特性が変化します。 マイク収音の正面のとき、低域が100Hzまで伸びていますが、Low cut フィルターをONにすることで200Hz 以下がなだらかに落ちています。 屋外録音や低い騒音があるところでは、あらかじめローカットしておくことで相対的に明瞭度が増すことになります。

屋外録音で風が強いときにはウインドジャマー(別売)を使うと良いでしょう。

  • ウインドジャマーは、MKE 600、MKE 400、MKE 440どのモデルも別売となります。

次にカメラ側のオーディオレベルを設定しましょう

カメラ入力側でオートゲインコントロールがONの場合、マイク入力された音の感度にも効いてしまうことがあり、入力された音声が不自然になることがあります。カメラの説明書ご覧のうえOFFにすることをお勧めします。

MKE 440の場合は感度(Sensitivity)の設定が可能です。収音する対象物(者)から遠い場合は感度を上げましょう。ただしノイズも相対的に上がってしまいますので、可能であればカメラを持って対象に近づいて収音すると良いでしょう。

カメラのオーディオ入力レベルを参照のうえ、レベルメーターが歪みなく振れるような音量になるよう、カメラとマイクの位置、そして感度を合わせていきましょう。

なお、仮にこれがワイヤレスマイクでの設定であれば、対象の胸元にマイクを取り付けて、それを送受信しますので自由度は飛躍的に上がります。使用シーンに合わせてマイクの種類や収音方法を選択していくことが良いでしょう。

いかがでしたでしょうか。それぞれマイクやカメラによって設定は色々ありますが、大まかにこのような形でスタートして頂けるかと思います。